あーーーー。
終わってしまった、、、
幸せだった朝の時間。
大好きな朝ドラ
カムカムエヴリバディ
はー。3世代にわたる100年の物語。
それぞれの時代背景、日常を描きつつ、100年にわたる壮大な伏線回収。
まさか、朝ドラ自体が第一話からひなたが作った英会話講座のストーリーだったとは。ビリーのナレーションは英語のテキストだったのねという驚きのからくりが隠されていたのもビックリしたとはいえ妙な納得感もある。
ん?・・ということは、ひなたの子ども時代にあった初恋の相手は自分だってビリーは実は気づいていてわざとキーホルダーを落とした?とか最終回にも関わらず未だに妄想は止まりません。
それにしても、このドラマは最初から最後まで脚本も演出も出演者まで全てがほんとよかった。
私は個人的に伏線回収してくれるドラマ自体がそもそも好きなのでその点でもたまらない。
当初からわざとらしい思わせぶりな伏線を張り巡らせる訳でもなく自然に描きつつ、ただ視聴者が気になってた細かい部分については最終回までにきれーいに矛盾なく回収していく。
その回収の仕方はどれも全てあったかい気持ちにさせてくれるものばかり。
最終回は、これが15分?というくらいにぎゅぎゅっと詰まった回転焼きのあんこのようにパンパンでした。
昨日が最終回のようなものだったので、最終回の今日はその後のストーリー・エピローグで一視聴者の私は大満足。
最後の最後までハラハラドキドキはいりません。
あまりにきれいな回収劇をご都合主義と言われようと何だろうといいんです。多少辻褄が合わなくても、無理くりあわせたとしてもドラマなんだから全然いいんです。
視聴者はそれが見たいんだから。
ミステリーでご都合主義はずるいと思うけれど、こういう偶然は奇跡や運命で説明がつくし、ずっと紡いでいるというか…続いているんだなぁと思えて、ほんと素敵です。
それにアフターストーリーの日常は気になるところなので、描いてくれてほんと嬉しいし、更にその後のストーリーまで妄想させてくれるような未来ある終わり方にニヤニヤが止まらない。
地味に気になっていた桃太郎伝説まできれいに完結させてくれたのはさすがです。
桃太郎が剣(犬)とジョージ(猿)と雉真のユニフォーム(きじ)を連れて甲子園!とは。甲子園には鬼が棲みついてるしね。目指す先は甲子園!
それにしても猿がまさかのお猿のジョージ!
犬は剣・・ 桃太郎が自分の名前の由来がお世話になったモモケンさんにあやかったと聞いて「剣太郎がよかった」からの子どもに剣、と名付ける。そこから桃太郎伝説の伏線をはってたってこと? 芸が細かすぎるぜ! 誰も当てられないよー。
いや、深読みするだけでいろいろと出てくるので楽しすぎる。
伏線なのか、そうでないのか、気づいた人だけが想像して妄想して楽しめる、そんなシーンがドラマの随所にあって、瞬きをして見逃してたところが今までもいっぱいあるんじゃないか、今からでも最初から見直したい!!
ロスだけど、ロスにならないような満足感でいっぱいです。
いろいろな世代の人が楽しめたかと思うけれど、今の4.50代は孫のひなたや桃太郎世代なので、一番リアルに感情移入できるのでは。そーゆー私もそんな1人。
今現在の何でもある世の中が幸せなのか?といったらそうでもないかもな、と思ったり。
親や祖父母の子供時代や青春時代が妙にほのぼのしてキラキラもしてて幸せにみえたりしました。
古き良き日本の良さが詰まった戦前の日本は本当に穏やかで温かいし、
高度成長期の中で育ってきた人たちはほんとにいい時代を生き抜いてきたんだな、と。
けど改めて思うのは
戦争が全てを狂わせて苦しめて人の命を奪う。
結局失ったものばかりで戦争をしていいことなんて何もない。
今だから余計に感情移入してしまうね。
今回の朝ドラの主役が3人と聞いて驚きつつ、中途半端にならない?と心配だったのは見る前まで。
見事な脚本と演出にほんと大満足でした!
個人的に大好きなふかっちゃん。好きな女優さんは?と昔から聞かれたら「深津絵里!」と答える程に好きだったので、何故にこの年齢で?と疑問に思いつつも、この「るい役」を演じられるのはふかっちゃんだけだし、心の底から深津絵里でよかったと思う。
「恋のチカラ」はたまに今でも再放送をしてくれるので、飽きもせず見ちゃうし、大好き。あの籐子さんのキャラは勿論ファッションがかわいい。東京へ行った時にロケ地巡りで恵比寿に行った事が懐かしい。。。(写真あるかな? 後で探そっと。。)
ドラマを観てて、音楽がなんかいいなぁー、とは漠然と思ってたけど、
ある日、あさイチを見ていると、
(ん? この人 なんか見たことある、かも?)と目をとめる。
へー。カムカムエヴリバディの音楽を作ってる人なんかぁー。
ん? 金子隆博??
・・・
「金ちゃん!!!!!!?」
と思わず声を出してしまいました。
米米CLUBの金ちゃんだー、と。
サックスを吹いていて、ピアノも弾いてた
あのフラッシュ金子! 金ちゃんだ!!と。
カールスモーキー石井の妹、美奈子ちゃんと結婚した金ちゃんだ!と。ビジュアルが変わりすぎだよ。
あー、それにしてもびっくりした。それからよくよくドラマのクレジットを見ていると、BIG HORNS BEEと。
うわわ。懐かしすぎる。米米のホーンセクション。
あー。米米のライブに行ってた頃が懐かしい。
まさか、まさか大好きだった米米のメンバーが、時を経て大好きなドラマの音楽を作ってたなんて。
と、話は脱線しながらも
いろいろな意味で私の好きが詰まったドラマでもありました。
旦那ちゃんの実家は岡山なので、橘家や雉島家が話す岡山弁が家族が話す言葉とあまりに同じで癒されながらも笑ってしまうし。
凄いよね、ほんと 俳優さんたちって。あのイントネーションはほんとに完璧。
勇ちゃんは年齢を重ねて俳優さんが変わってもずっとあのまんまの勇ちゃんで愛しい。
このドラマは、主役3人と相手役も愛しいのですが、まわりを固める人たちがほんと愛しい人ばかり。
いい人ばっかり。
あえて・・
ほんとにあえてベスト3をあげるならば
・安子の友達のきぬちゃん
・大阪のクリーンニング屋さん竹村夫婦
・トミーとベリーちゃん
3人やないやないかー、というツッコミはさておき
主人公たちにナイスアシストをしていたこの3組。
最初の出会いって偶然だけど、巡り巡って実はもっと昔から縁があるのかもしれないよね。
誰しもが、父と母が存在していて、その父と母がいて、祖父と祖母がいて、実際に会った事がないにしても、みんなが少なからずそれぞれに人生があって、出会いがあって、物語があって・・ということに改めて気付かされました。
ちょっとした行き違いだったり、
勘違いだったり、
偶然が重なったりして
色々と判断を間違えたりすることもあるけれど、
努力を惜しまず
「日々鍛錬し、いつ来るともわからぬ機会に備えよ」
(by虚無蔵)
すぐには報われなくても地味な努力をし続けることで、努力が実り結果が伴ってくる。
するとどこか思いもよらない場所まで連れて行ってくれる ことになるかもしれない。
そう前向きにさせてくれつつ、努力や鍛錬を怠るな、という厳しさもある愛あるお言葉を胸に刻みます。
自分の人生。後悔のない道を選びたいね。
カムカムエヴリバディ 最高ー
ありがとうーーー
(追記)