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エールロス②

朝ドラ エールに魅せられた訳

コロナによる中断で、本放送では異例の再放送をしていました。
それまでも、もちろん見ていたのですが、放送途中の再放送をみることによって、今まで気づけなかったことに気づく発見があったり、中断する前よりも物語の世界にどんどん吸い込まれていったことが自分の中では大きかった。

キャストが素晴らしい。
主人公とヒロインがまず秀逸です。
朝ドラといえば、新人の登竜門というイメージだったものが、最近はすでに活躍している人気者、実力者がヒロインを担っています。
やっぱり面白いですもん。新鮮味がない!と言われても、私は安心して観られるので今の流れの方が好き。

今回のお二人は、キャラクターの魅力自体も勿論なのですが、お二人の演技力・表現力が素晴らしい!
二人が組合さった時の絶妙さは最高です。二人のやりとりを見ているだけで毎日の癒しとなりました。

後は個人的な思いも少しはあるのですが、方言の使いこなし方がすごい!ということ。
このドラマで出てくるのは、福島弁と三河弁ですね。
私の出身は偶然にも三河なので、三河弁にはちとうるさいのです。
けれどもさすがですね。
松井玲奈さんは、豊橋出身。言葉のアクセントや、じゃん・だら・りんの使い方が当たり前にネイティブなので、他の方にもアドバイスされたのでしょうか? 観ていても全く違和感がなかったです。

いつも感じる三河弁の違和感がない

方言って下手に話すと違和感だらけで逆にマイナスとなりますよね。
方言の言葉自体違うのは問題外ですが、地名とかの呼び方のアクセントが違うとすごく私はモヤモヤします。
特にモヤモヤするのが岡崎、刈谷、安城の地名を呼ぶときのアクセント。
例えば、高速道路の人気パーキングエリアともなっている「刈谷ハイウェイオアシス」の発音の仕方を例に挙げてみます。
全国エリアのTV番組でも紹介されたりする人気スポット。
その度に、いやーな予感をしつつ、観るのですが、結果的に違和感を感じまくっちゃう訳です。
「刈谷」という言葉が発信されるたびに、モヤッとが増えていき、モヤモヤが止まらなくなる。

というのも地元では、「かりや」の発音は語尾上がりなんです。
渋谷とか八百屋の読み方です。
けれども、地元ではない方の読み方って、語尾下がりなんですよね。最初の「か」にアクセントが置かれているんですよね。名字読みのアクセントです。

ちーがーうー!!
か(↑) り(↓)や(↓)じゃない!

か(↓)り(↑)や(↑)だよ!!
っと、アンジャッシュ児嶋だよ!みたいなツッコミを無意識にしてしまう

言葉のアクセントって、正解はないですよね。標準語のアクセントが一般的には正解だとしても、やっぱり地域の特異性というか文化になるのかな。地元のアクセントは大事にしたいと思う。

エールの魅力は尽きない

あ、エールの魅力からまた脱線してしまった。。。
音楽のチカラ、数々の演出の仕方、主演二人以外の魅力的なキャラクターたち、魅力は語りきれません。

あ、本編とは違うのですが、
あさイチでのトークゲストで山崎育三郎さんが出演した時に星影エールでのメイキングシーンが流れました。
岩城さんの歌声にびっくり仰天。あまりの迫力・上手さに、華丸大吉さん並みにたまげていると、劇団四季出身で、レミゼラブルで主演のバルジャン役をされている方で、歌声でその辺のガラスが割れちゃうんじゃないかという、ものすんごいパワフルなボイスの持ち主という話にこれまた仰天。
これまた演技力の素晴らしさなのか、岩城さんという役柄そのままのイメージを勝手に持っていたので、これまたキャスティングの贅沢さに感動。
気になって調べてみると、吉原光夫の無駄遣い、というワードがあって思わず笑ってしまいました。
山崎さんも、是非とも歌って頂きたかったと話されていて、歌声をこのエールで聴く事は叶わないと思っていただけに、
まさか、まさかの最終回のイヨマンテの夜。

演出だったの?と 最初からの狙い? と妄想は膨らむばかり。
最終回のコンサート演出は本当に見事ですよね。

放映前から色々な試練があって、コロナがあって、放送回数も減ってしまったりもして、
何の変更のない企画段階での作品とは違ったものになってしまったかもしれないけれど、
様々な事を乗り越えたからこそ、もしかしたら前よりも素晴らしいものになったのかもしれない。
答えは出ないけど

とにもかくにも エール 最高